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ハワイ

4月22日は「アースデイ」:ハワイから考える環境問題

「アースデイ(地球の日)」は、地球環境について考える日として1970年に誕生しました。
他にも、地球レベルで解決すべき課題といえば、「SDGs(エスディージーズ)」という言葉の方が耳にする機会が増えたのではないでしょうか。この世界共通の17の目標にも環境問題が含まれており、2020年7月から日本で始まったレジ袋の有料化などは、さらに意識が高まるきっかけになったように思います。

では、ハワイではどのような活動がされているのでしょうか?今回はハワイ州が取り組む活動について考えてみたいと思います。きっと、次の旅行では違った視点からもハワイを楽しむことができそうですね!

※SDGs(持続可能な開発目標)とは?→こちらへ(外務省HP)

サンゴ礁の白化対策

アメリカ海洋大気庁によると、ハワイ島で56%、マウイ島で44%、オアフ島で32%のサンゴ礁が白化し、死滅していると言われています。このままでは、これより状況は悪くなるとも予測されているのです。

サンゴ礁が死んでしまう原因は?

サンゴ礁の白化は、地球温暖化による海水温の上昇など様々な原因がありますが、その一つに日焼け止めに含まれる「オキシベンゾンとオクチノキセート」が原因とも言われています。アメリカ合衆国国立公園局によると、年間4~6千トンの有害な成分を含む日焼け止めが海域に流れ出ており、サンゴ礁に影響を与えていると発表しています。
このことから、ハワイ州では、2021年1月1日から海洋環境保護のため、オキシベンゾンとオクチノキセートなどの化学物質が含まれている日焼け止めの販売を禁じる法案が施工されました。
ハワイでは、「Reef safe」とパッケージに表示された日焼け止めが多数販売されています。日本から持ち込むこともできますが、その時は成分を気にして使用してください。

ハワイのサンゴ礁を守るために旅行者ができること

ハワイは私たち日本人観光客に人気のリゾート地です。美しいビーチ、ダイナミックな自然など様々な魅力で楽しませてくれます。
そんなハワイの自然を守るために私たち個人にもできることはあります。

  • 日焼け止めやオイルは環境にやさしいものを使う
  • サンゴには触らない
  • 海や海岸をゴミで汚さない

一人ひとりが意識することで、小さくてもその積み重ねが大きなパワーとなり、美しい海を守ることができるのだと思います。

 

固有植物の保護活動

ハワイ主要8島には「島の花」と「島の色」が指定されているのを知っていますか?

主要8島
カウアイ島 モキハナの実
オアフ島 イリマの花
モロカイ島 ククイの花
マウイ島 ロケラニローズ ピンク
ラナイ島 カウナオア オレンジ
ニイハウ島 ププシェル=ニイハウシェル(花ではなく貝)
カホオラヴェ島 ヒナヒナ グレー
ハワイ島 レフア

ハワイの花と言えば、ハイビスカスやプルメリアなどをイメージしますが、元々は外から持ち込まれた外来種なのです。その数20,000 種を超えると言われています。
このなかには自然環境を破壊する有害植物が多く含まれます。それらは繁殖力が強く、在来の植物を駆逐してしまう力を持ちます。

ハワイ固有の樹木「オヒア」とは?

オヒアは、ハワイ固有の樹木です。ハワイ諸島のさまざまな環境条件に適応し、ハワイ島のキラウエア火山の過酷な環境にも負けることなく、溶岩の間から力強く根を張っています。このオヒアに咲く花が、ハワイ島を象徴する花「レフア」であり、「オヒアレフア」とも呼ばれています。

そんなオヒアレフアが、真菌病による感染症が広がり、枯死問題に直面しているのです。
ハワイ島で発見された感染症も、残念ながら隣島のカウアイ島、オアフ島、マウイ島でも感染が確認されています。

オヒアレフアを守るために旅行者ができること

私たちは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐために行動の自粛を余儀なくされましたが、オヒアレフアの感染症を防ぐのも、真菌病の広がりを抑えることにあります。
5つのルールを守ることによって、オヒアレフアを守ることに繋がります。次回のハワイ旅行でオヒアレフアを見かけたら、ぜひ行動に移してみてくださいね!

  1. オヒアを傷つけない
  2. 諸島間への輸送禁止
  3. 感染が確認されているエリアからオヒアを動かさない
  4. オヒアに触れた装備品(衣服・靴・装備道具など)を洗う
  5. 感染が確認されているエリアを車で通った場合、車体・タイヤを洗車する

 

海洋生物の保護活動

ハワイは、世界の絶滅危惧種の宝庫と称されるほど、貴重な生物が生息しています。
ビーチや海で遊んでいると、ウミガメ、イルカ、ザトウクジラ、ハワイアンモンクシール(アザラシ)に遭遇することも!しかし、それらの野生海洋生物はハワイ州法とアメリカ連邦法によって保護されており、違反した場合は罰金が科せられます。

もし、海洋生物と出会ったら、どうしたらいい?

ハワイ州とアメリカ連邦法により保護されているため、触ったり、餌付けすることが禁止されています。さらに、決められた一定距離を保って観察することも決められています。
マナーを守ることは、自然の中でありのままの生活をしている彼らの姿を楽しめるのはもちろん、自分自身の安全のためにもなります。

海洋生物との一定距離ってどのくらい?

海洋生物 推奨距離
ウミガメ 最低3メートル
イルカ 最低45メートル
ザトウクジラ 最低90メートル
ハワイアンモンクシール 最低15メートル

※ビーチによっては、推奨距離が異なっている場合もありますので、ビーチ近くの注意書きをチェックしてください。
※長さの単位/フィート(FEET)
1feet=30.48㎝

ビニール製プラスチック袋の配布・販売禁止

日本ではビニール袋が有料化となり、今ではマイ・エコバックを携帯しているのはスタンダードになりつつあります。うっかりエコバックを忘れた時は購入することもできますが、オアフ島では、2020年1月1日よりビニール製プラスチックの配布・販売が禁止になりました。

ハワイでエコバックを忘れたらどうしたらいい?

  • レシートを忘れずに受け取りましょう
    レジを済ませ商品だけを受け取る場合、日本のように支払い済みの商品にお店のテープを貼ったりはしてくれません。
    購入したかどうかの証明はレシートのみです。もしレシートが無ければ盗んだと疑われる可能性もありますので、必ずレシートは受け取って保管しましょう!
  • お気に入りのエコバックを探してみては!
    ハワイではオーガニック&ナチュラル・スーパー「ホールフーズ」をはじめ、日本でも人気の「ディーン&デルーカ」で販売しているトートーバックは、ハワイでしか手に入らない限定デザインがあります。自分好みのバックを手に入れ、帰国後もさりげなく使ってみてはいかがでしょうか!

最後に

今回は、「アースデイ(地球の日)」にちなみ、ハワイの環境問題の取り組みにスポットを当てました。
では、日本はどうなんだろう?
日本でも「サンゴ礁の保護活動」「絶滅危惧種の保護活動」「外来種の被害問題」など同じような問題を抱えており、世界を知ると、改めて日本のことについて考えるきっかけにもなります。そこが「旅」の魅力のひとつだと私は思います。